やっと見に行けた『インファナル・アフェアII』。Sさん遅くなってしまってごめんなさい。
すばらしい映画でした。
選んで巻き込まれて、なぜそうなってしまうかはわからないけれど、いつの間にか遠くへみんな運ばれていってしまう。
「やるなら徹底的に」
そう。ここまで運ばれてきてしまったら、そうするしかないのかもしれない。
愛する女が自分のためを思って事を急いたために命を失い、その奔流に乗って尖沙咀のマフィアのボスの座を結局得てしまうサム役のエリック・ツァンが、最後に香港返還祝賀パーティーで見せる演技がすばらしい。
生き続け、勝ち続けるのも苦しい道かもしれない。
思うところがあってもボスとして笑い続ける凄みが、哀しくいとおしい。
真似できるものなら演技でもいいからしてみたいもんだ。
前作の『インファナル・アフェア』はDVDになっている。来年のGWにはIとIIをつなぐ、IIIも日本で公開予定。IIのエンドロールを最後まで席を立たずに見ていたら、予告編が見られる。
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